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猫君    畠中恵 [読んだ本]

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第十一代 徳川家斉の時代。



江戸・吉原に住む猫の“みかん”は、髪結い


のお香に子猫の頃から飼われとても可愛が


られて育ち、そろそろ20年が経とうとして


いた。


その頃のみかんは、尻尾が二股に分かれ、


言葉をしゃべり始めていた。


お香が病になり、お香自身がもう自分の時


が余りないと思ったときみかんは猫又に


なる特別な存在なのだと告げ、しばらくし


てこの世を去った。



猫又になったみかんが、飼い主を取り殺した


と疑われ、追われているところを助けたのは、


猫又になったみかんを迎えにきた猫又の加久


楽だった。




猫又のあれこれを教えられながら、みかんは


これから江戸城の中にある新米猫又達が修業


する学び舎「猫宿」に行くことを教えられる。


面白かった~。[かわいい](*´ω`*)[かわいい]

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