浮雲心霊奇譚 菩薩の理 神永学 [読んだ本]
時代は、江戸末期。
呉服屋の息子・八十八(やそはち)が
持ち込む幽霊絡みの事件を霊が見え
ると言う赤眼の男・浮雲が解決する話。
呉服問屋桝野屋の元気だった一人娘
が急に亡くなった。
そんな中、桝野屋で幽霊騒ぎが起きる。
主の部屋の前に、生前娘が使っていた
櫛が落ちていた。その櫛は娘が埋葬さ
れるときに一緒に棺桶に入れた物だっ
た。気になった主は、墓を掘り起こして
みると娘の亡骸が消えていた。
(死人の理)
首無し地蔵で首無し死体が出た。
その処理に当たった同心の林太郎が
幽霊に憑依された。
知り合いの近藤勇から依頼され
浮雲は八王子まで出掛けることに。
(地蔵の理)
赤子の幽霊に悩まされる忠助は、浮雲
を頼った。
調べてみると、忠助の死んだ姉が奉公
していた光葉屋に関係しているという。
他にも忠助の部屋には、気になる物が。
(菩薩の理)
面白かった。(*´ω`*)