日雇い浪人生活録(八) 金の悪夢 上田秀人 [読んだ本]
今年最後のブログです。
今年も読んでいただき有り難うございました。
皆様、良いお年をお迎えください。
九代将軍家重の時代。
亡き吉宗の遺言により、財政改革を
命じられた田沼意次に力を貸すことに
なった両替屋・分銅屋仁左衛門。
そして分銅屋の用心棒・諫山左馬介。
諌山左馬介を執拗に追う元南町奉行所
同心佐藤猪之助に終わりの時が来る。
一方、左馬介の鉄扇術から会津藩松平家
に、昔仕えていた諌山の係累ではないか
と疑う松平家の重臣。
左馬介と関わりのある両替商分銅屋
から金を引き出し、且つ今の執政田沼
主殿頭意次に近づこうと画策する。
すごく面白かった~。(*´ω`*)
償いの雪が降る アレン・エスケンス [読んだ本]
母子家庭で育ったジョーは、バイト代を貯め、
実家を出て大学進学を果たした。
授業で身近な年輩者の伝記を書くことになっ
たが、ジョーは毒親である母親を書きたくなか
った上、親戚も居なかったため、近くの老人
ホームで見繕うことにした。
施設を訪ね、理由を話し紹介されたのがカール
だった。
カールは元服役囚で、末期ガンで余命僅かだ
った為仮釈放を認められて老人ホームで最後
の時を過ごしていた。
話を聞いて、裏取りの資料も集めていくうちに
ジョーは事件に疑問を抱いていく。
すごく面白かった。(*´ω`*)
飛雲のごとく あさのあつこ [読んだ本]
政争で、刺客となった親友から殺された
兄を持つ新里林弥。
その兄を殺した兄の親友を斬り、4年が
経ち林弥は元服の儀を済ませた。
江戸に帰っていた家老の息子・透馬が、
再び小舞に戻ってきた。
林弥の義姉への想いと、透馬の家督への
抗いに結末が。
今回もすごく面白かった。(*´ω`*)
まだまだ続くんだろうなぁ。楽しみ。
本意に非ず 上田秀人 [読んだ本]
自分の志と違う決断をしなければいけなかった
過去の後悔と無念。
明智光秀、松永久秀・長頼兄弟、伊達政宗、
長谷川平蔵、勝海舟のそれぞれの回想録。
まあまあ面白かった。(*´ω`*)
裏用心棒譚(二) 流葉断の太刀 上田秀人 [読んだ本]
第十代将軍・家治の時代。
相馬藩士の小宮山が、城から盗まれた茶碗を
探し出すという密命を受け、浪人になりすまし
盗賊の見張り役として任務を遂行していたが
結果、相馬藩から刺客を放たれてしまった。
ここまでが前提。
今回は、老中・田沼意次と松平定信の権力争い
に巻き込まれてしまう。
松平定信が秘密裏に東照宮から持ち出した
“流葉断の太刀”を田沼意次が盗賊達に奪還
せよと命じる。
盗賊達は盗みだすことが出来るのか?
面白かった~。(*´ω`*)