あしたの華姫 畠中恵 [読んだ本]
江戸・両国の見世物小屋では、人形
遣いの“月草”が姫様人形の“華姫”を、
声色を変えてしゃべる芸を見せて
いる。
そんな人形の華姫には、特別な力が
あると噂があった。
何やら真実を語るという。
今回は、両国を取り仕切る地回りの
親分・山越が病気になり、跡取り問題
が持ち上がる。
病気は回復するが、過去に縁を切った
息子達が現れたり、山越の一人娘の第
一婿候補だった正五郎が行方不明になっ
たりで問題は次から次にでてくる。
山越の命で、問題解決に向けて動き出
す月草達。
面白かった~。(*´ω`*)
六人目の少女 ドナート・カッリージ [読んだ本]
森の中で少女達の6本の左腕が見つかった。
しかし誘拐された少女は、5人だった。
6人目の少女と犯人を捜索する特別捜査班。
失踪人捜索のエキスパートであるミーラも
特別捜査班に加わる。
そんな中、捜査をあざ笑うかのように
犯人の誘導によって?少女達の遺体が発見
されていく。
ちょっと読むのがしんどかった。(苦笑)
無理のある部分も多々あるような気もした
けど、まあ面白かった。(*´ω`*)
でも最後にもやっとしてすっきりしなか
ったな。。。(´・ω・`)
おやこ 畠中恵他 [読んだ本]
親子の情を描いた時代小説短編集。
優秀なのに、“脱毛症”の為に脱藩まで
追い込まれてしまった息子を想う父親。
(てっぺん・池波正太郎)
薬草園の“トリカブト”を盗んだのは
身体の不自由な父親か、それとも
絵師になる夢を諦めた息子か?
(二輪草・梶よう子)
高名な長唄うたいの女が、子をもらい
受け、献身的に育て、歌舞伎界の名優
にするまでの話。(仲蔵とその母)
他4話。
畠中恵の“はじめての”も面白かった
けど、山本周五郎の“いさましい話”
は、なんだか心に染みたなぁ。。。
すごく面白かった。(*´ω`*)
津軽双花 葉室 麟 [読んだ本]
関ヶ原の戦いの後。
徳川家康の姪である満天姫は、
家康の養女として二度目の嫁入りを
しようとしていた。
嫁ぎ先は、津軽信枚。
津軽信枚には、すでに石田三成の娘
辰姫が正室としていた。
満天姫と辰姫の、正室の座を巡り争い
勃発か?
すごく面白かった。(*´ω`*)
ねこだまり 宮部みゆき他 [読んだ本]
猫にまつわる時代小説短編集。
嫁ぎ先の祖母の猫が行方不明になり
その行方を追う新妻・結寿。
(お婆さまの猫・諸田玲子)
その行方を追う新妻・結寿。
(お婆さまの猫・諸田玲子)
鯖猫長屋に住む夫婦が、派手な大喧嘩を
する。
それをなだめようとする長屋の住人達。
喧嘩の理由は・・・。
(包丁騒動・田牧大和)
それをなだめようとする長屋の住人達。
喧嘩の理由は・・・。
(包丁騒動・田牧大和)
猫も杓子も~の合作ができるまでの
蕪村と応挙の話。
(踊る猫・折口真喜子)
蕪村と応挙の話。
(踊る猫・折口真喜子)
猫と話が出来る鰹節問屋の娘・おひなが
猫たちと一緒に殺人事件の真実に迫る。
(おとき殺し・森川楓子)
猫たちと一緒に殺人事件の真実に迫る。
(おとき殺し・森川楓子)
繭玉問屋の神棚に飾られている木彫りの
人形“猫神さま”が無くなった。
親が盗みを働いていたと言う理由で疑わ
れた奉公人の少女・おのぶ。
その無実を晴らすため、武家の次男坊と
その無実を晴らすため、武家の次男坊と
孤児達が猫神さまを捜そうとする。
(猫神さま・西條奈加)
(猫神さま・西條奈加)
火消しに憧れるが、いざ火事の現場に
行くと臆病心により動けなくなる文次。
結局、一膳飯屋のひさご屋で働くこと
行くと臆病心により動けなくなる文次。
結局、一膳飯屋のひさご屋で働くこと
になった文次だが夜な夜なうなされる。
そんな文次にひさご屋の主人が、だる
そんな文次にひさご屋の主人が、だる
まのような猫の絵がある猫頭巾を見せ
て、それにまつわる話を聞かせる。
(だるま猫・宮部みゆき)
(だるま猫・宮部みゆき)
どれも面白かったけど、特に“おとき殺
し”と“猫神さま”が面白かったかな。
(*´ω`*)