勘定侍 柳生真剣勝負(二) 始動 上田秀人

第三代将軍・家光の時代

柳生宗矩は、加増され本禄と合わせて

一万石となったため晴れて大名となった。

その上、大名としての体裁を整えるため

に勘定方を任せられる者として、淡海屋

七右衛門の孫である一夜を召し出す。

今回は、一夜が柳生の庄から江戸に向か

い、柳生家上屋敷に到着し、柳生宗矩と

初めて対面する。

旅の途中や、江戸での生活基盤を整えるま

での一夜の商人視点での思うところや、相

手との会話が面白かった。

次作も楽しみ。(*´ω`*)

聡四郎巡検譚(六) 総力 上田秀人

八代将軍吉宗の時代。

最終話。

将軍吉宗から、世間を見てくるために“道中

奉行副役"として街道筋を旅する水城聡四郎。

藤川義右衛門が水城聡四郎の娘・紬を攫った

と、報せが有り、江戸へと急ぐ聡四郎。

聡四郎は、娘を取り戻すことが出来るのか？

今回も面白かったけど、聡四郎の新シリーズ

も　あるらしいから楽しみ。(*´ω`*)

ぼぎわんが、来る 澤村伊智

“あれが来たら絶対に答えたり、中に入れて

はいけない”

田原秀樹の周囲で、不可解な事が起こり始めた。

ふと小学生の頃の記憶がよみがえる。灰色の

人影。。。

中学の友人に久しぶりに会った時、またもや

不気味なことが起こる。

その件で自分と家族に危険を感じ、その友人

から力になってくれそうな人を紹介される

秀樹。

秀樹は、愛する家族を守ることが出来るのか？

最初は読んでいて怖かったけど、後半は

かなり怖さが薄れてしまった。(苦笑)

でもまあ面白かったかな。(*´ω`*)

風を結う あさのあつこ

剣術を愛する縫箔屋・丸仙の一人娘

おちえ。

そこに武士の身分を捨て、丸仙に弟子

入りした稀代の剣士・吉澤一居。

町医者の宗徳が、丸仙でおちえを診た後、

自宅で謎の死を遂げる。

自殺のようで、殺しのようで、すっきり

しないと、岡っ引き・仙五朗親分が動き

出す。

今回も面白かった。(*´ω`*)