三島屋変調百物語八之続 よって件のごとし 宮部みゆき [読んだ本]
聞き捨てする一風変わった百物語をし
ていることで知られている袋物屋の三
島屋。聞き手だった従姉妹のおちかが
嫁に行くことになり、三島屋の次男・
富次郎が聞き手を引き継いでいた。
今回は、おちかが出産を控える中で障
りがあってはならないと、しばらく百
物語をお休みすることに決めた富次郎。
そして休止前の最後の語り手は、商人
風の老人と目の見えない彼の妻だった。
老人はかつて暮らした村でおきた「ひ
とでなし」にまつわる顛末を語りだす。
すごく面白かった。(*´ω`*)
戦端 武商繚乱記(一) 上田秀人 [読んだ本]
第五代将軍・綱吉の時代
上方では、大商家の“淀屋”が諸大名に
金を貸し付け隆盛を極めていた。
それを看過できない老中首座・土屋政
直により大阪東町奉行に任じられた目
付の中山時春が密命を託される。
そして中山の配下となった町方同心・
山中小鹿もそれに従うこととなる。
新しいシリーズ。
商人とも親しくなった小鹿だからこそ
中山の下でこれからどう動いていくの
か楽しみ。
面白かった。(*´ω`*)
透明な螺旋 東野圭吾 [読んだ本]
銃殺された男性の遺体が、海で漂流
しているのが見つかった。
同居人の女性から行方不明者の届け
が出ていたため、身元が判明する。
しかしその女性は、知り合いの女性
と共に行方知れずとなっていた。
草薙と内海薫は、事件を調べていく
うちに湯川学の名前を目にすること
になる。
面白かった。(*´ω`*)