高家表裏譚(六)陰戦 上田秀人 [読んだ本]
第四代将軍・家綱の時代
幕府の儀式や礼法、朝廷への使者等の職務
を持つ高家。
その高家である名門 吉良家の跡継ぎと認
められた
吉良三郎義央。後の“吉良上野介義央”。
近衛基煕を訪れていた吉良三郎義央は、近
衛家を陥れようとする弾正尹らの陰謀に巻
き込まれてしまう。
だが近衛家が襲われたことを知った後水尾
上皇は、自ら敵と対峙するため近衛家に向
かう。
一方江戸城では、前将軍家光の弟である保
科肥後守に三郎の父・吉良義冬が呼び止め
られ、三郎への縁談を持ちかけられていた。
今回も面白かった。(*´ω`*)
こいごころ 畠中恵 [読んだ本]
長崎屋の若旦那・一太郎は、病弱だけど
優しくて知恵が働くうえに、祖母が大妖
とあって、妖達にいつも守られ楽しく暮
らしている。
妖弧・老々丸が幼い妖弧・笹丸を連れて
若旦那を訪ねてきた。
笹丸は妖としての力が尽きかけていると
いう。
なので、大妖である若旦那の祖母・おぎ
んに頼みごとがあるという。
そんな笹丸を見て、若旦那のまわりにい
る妖たちがいつもと何か様子が違うこと
に気づく若旦那。
今回も面白かった。(*´ω`*)
おもみいたします あさのあつこ [読んだ本]
五歳の時に光を失い、人に揉みを施すこと
を生業としている十七歳のお梅。
申し込めば半年待ちと言う評判の揉み師・
お梅が、凝り固まった身体と心の闇までほ
ぐす。
今回は頭痛に苦しむお清の元を訪れる。
揉み始めるとお清の身体に潜む「淀み」を感
じるお梅。
お清を悩ませる身体の不調の原因とは?
そしてお梅が感じる「淀み」とは?
すごく面白かった。(*´ω`*)
勘定侍 柳生真剣勝負(六)欺瞞 上田秀人 [読んだ本]
第三代将軍家光の時代
将軍家剣術指南役といった役目柄も
あり、剣で鳴らす柳生家は算盤に弱
い。その為柳生宗矩は、商人である
淡海屋七右衛門の娘との間にいる隠
し子・一哉を召し出した。
一刻も早く大阪に戻り淡海屋を継ぎ
たい一夜は、策を練る。
堀田加賀守との密約を取り付け、柳
生の郷へ十兵衛と共に向かう一夜。
一哉、駿河屋、堀田加賀守、そして
将軍・家光らに翻弄させられる柳生宗
矩。
今回も面白かった。(*´ω`*)