猫君 畠中恵 [読んだ本]
第十一代 徳川家斉の時代。
江戸・吉原に住む猫の“みかん”は、髪結い
のお香に子猫の頃から飼われとても可愛が
られて育ち、そろそろ20年が経とうとして
いた。
その頃のみかんは、尻尾が二股に分かれ、
言葉をしゃべり始めていた。
お香が病になり、お香自身がもう自分の時
が余りないと思ったとき、みかんは猫又に
なる特別な存在なのだと告げ、しばらくし
てこの世を去った。
猫又になったみかんが、飼い主を取り殺した
と疑われ、追われているところを助けたのは、
猫又になったみかんを迎えにきた猫又の加久
楽だった。
猫又のあれこれを教えられながら、みかんは
これから江戸城の中にある新米猫又達が修業
する学び舎「猫宿」に行くことを教えられる。
面白かった~。(*´ω`*)
勘定侍 柳生真剣勝負(一) 召喚 上田秀人 [読んだ本]
第三代将軍・家光の時代
惣目付の柳生宗矩は、加増され本禄と
合わせて一万石となったため晴れて大
名となった。
しかし大名を監察する惣目付が大名に
なっては都合が悪いため惣目付の職を
解かれる。
監察される側になった柳生家は、惣目
付時代に買った恨みや妬みから危うい
立場に。
その上、大名としての体裁を整えるた
めに勘定方を任せられる者として、淡
海屋七右衛門の孫である一夜を召し出す。
なぜ商人なのか?
なぜ一夜なのか?
柳生家の武道あっての考え方と、嫌がる
商人の一夜に武道を無理強いするのも読
んでいてかなり不快だった。(苦笑)
これから面白くなるのかも知れないと思
いたい。
いや、面白かったけどね。(´_`)
楽しく読みたいの。(*´ω`*)
希望の糸 東野圭吾 [読んだ本]
刑事・加賀恭一郎の従兄弟で、同じく
刑事の松宮脩平の話が今回の主人公。
カフェの経営者である花塚弥生が殺さ
れ、その事件を捜査する中で松宮のも
とに見知らぬ女性から連絡が来る。
捜査線上で上がった常連客の男。
怪しい行動をとる被害者の元夫。
後半の「この糸は離さない。」って言葉に、
思わずうるっときた。(泣)
今回もすごく面白かった。(*´ω`*)
まんぷく 宮部みゆき、畠中恵他 [読んだ本]
料理やお菓子をめぐる短編集。
しゃばけシリーズの一太郎の幼なじみ
栄吉の話。
菓子屋の跡取り息子なのに餡子作りが
上達しない栄吉の葛藤。(餡子は甘いか)
お勢殺しの下手人を追う話と並行して、
噂になっている奇妙な屋台を訪れる岡っ
引きの茂七。(お勢殺し)
他4話。
まあまあ面白かった。(*´ω`*)